全体的に見ていて楽しかった。
世界観や魔法動物の造形や各キャラクターのファッションも見ていて楽しい。
ただ、もう少し各キャラクターの内面を何らかの方法で表現して欲しかった。
主人公のキャラクターがあまり見えなかった。
動物愛護精神を語ってくれるのはいいけど世界(というか欧米)の動物愛護のトレンドを語らせてるようにも思えて、もっとオリジナルな何で魔法動物の保護に至っているのかを表現してくれないとイマイチ彼に乗れない。
そしてコワルスキーの魅力て結局何処なのだろう。
良い奴なのは分かるけどセクシー美女が彼に惚れる位の何か、というのが見えなかった。彼女の心を読む能力があるからそこは観客でイメージして、ということかも知れないけど。
今後魔法使いと人間との関係がどうなるのかは気になる。
魔法使いてXmenのミュータントみたいだけどどういう風に人間と折り合いを付けていくんだろう。
ただ、人間をノーマジとかマグルとか言うのは何か差別意識を感じてしまったりするな。そういう世界観だから仕方ないけど。
正直魔法使いは移動も人間を記憶を消すことも出来るのでは闘いのアドバンテージが大きすぎないか。
それでも何だかんだ言って最後のカットでコワルスキーが照れた笑顔でクレジットに入るのがスゴく好きだ。
あれだけてで良い映画見た、と思える。
ああいうのが見たいよね。現実は世知辛い事ばかりだから。