GODZILLA

金曜ロードショーで録画していたものを見ました。

 

カット毎に展開が変わっていくので疲れるがそこが面白い。

静と動のシーンが交互に来るので飽きない。

霧、煙りの使い方が上手い。

人間の視野に納まり巨大なモノの見せ方が上手い。

思い出した映画は「ミスト」「宇宙戦争」「モンスターズ」

「モンスターズ」はギャリー監督なので当然ですが

映画の背景にある世界をチラ見せしつつ怪獣映画として描くのが上手いなあと思います。

 

やっぱり原発を描いたのは良かったですね。

 

これだけで3.11を経験した日本人には「B級怪獣映画」と片づけられる映画ではなくなると思うんです。

主人公の父親が原発事故により立ち入り禁止区域の自宅に帰り、

荒れ果てた家の中で家族の写真を見つけるシーンは今の福島と重ねて胸が痛くなった人も多いのではないでしょうか。

 

その後パトロールしていた軍事機関に捕えられた尋問室で

「彼らはあの場所に何かを隠している!我々国民には知る権利がある!」

と訴えるシーンも日本人としてやはり心のどこかで共感してしまう場面です。

 

ムートーのネーミングと造形は何とかならなかったのか、と思いましたが

あの規模の怪獣映画を作る予算では複雑で先鋭的な造形は厳しいなあとも思います。

それでも製作費が

160,000,000[ドル(1,922,032,000円=約20億円)で

世界興業

528,676,069ドル、(6,350,985,508円=約60億円)稼いでいるのは凄い。

 

それを考えるとパシフィック・リムは頑張ったよ・・・。

製作費

190,000,000ドル(2,282,565,000円=約23億)

世界興業

528,676,069ドル(4,937,624,439円=約50億)