トラ・トラ・トラ!(前編)

以前ハワイに行ったときに戦艦ミズーリ号を見学しました。

そこに行く前はかつての敵国が日本人をどうやって
受け入れるんだろうか、妙な差別はされないだろうか。
と複雑な気持ちでした。
ミズーリ号はアメリカ人にとって靖国神社のような存在
と言われてなんとなく納得もしつつ。
ミズーリ号に乗ってガイドの日系人の方が
「あの山の向こうから零戦が○○機、向こうの方角から○○機来て…」
という話を聞いていると
真珠湾攻撃がどのくらい大規模な作戦だったのか実感出来ます。

ミズーリ号の内部は日本人向けに大戦で散って行った
若者達が恋人や母親、家族に送った手紙や写真が
展示されており、死を眼前にした人達の想いに
涙が抑えられません。

同時にアメリカはスゲーな…と思いました。
かつての敵国に対して
「私達はこんなに日本人に気を使っているよ」
というメッセージを出す事で日本人は感謝し、
その復讐心を消失させる。
イメージ戦略としては大成功でしょう。

その見学の途中でアメリカの戦闘機の展示場の
土産物売り場でこの「トラ・トラ・トラ!」が
放映されていました。